にわかとガチ勢は対等になれない
最近邦ロックの色んなアーティストの曲を聴くのにハマっている。
いや、邦ロック自体は前々から好きだったのだがなかなか別のアーティストに手を出さないタイプであった。
気に入った料理があると美味しいと話題の店でもついつい同じメニューばかり頼む類の人間である。
一応ここで音楽偏差値5の人間に説明すると、邦ロックとは邦楽ロック、つまり日本人が歌っているロックンロール全体を指す。平たく言えば日本人バンドマンの事だ。まぁ有名どころで言ったらback numberやWANIMA、ゲスを極めすぎた乙女などが上げられる。
ちなみに私は曲なり歌詞なり、旋律やフレーズがちょっとひねくれたやつの方が好みである。好きなバンドはキュウソやフレデリックという分かりやすい偏り方をしている。(好きになれるかは神のみぞ知るが、初見勢はYouTubeの曲を1つでもいいから聴いてみて欲しい。)
しかし「私は邦ロックが好き!」とはなかなか声を大にしては言えない。上には上がおり、全曲聞いてる訳でも常に音楽聴いてるタイプでもないからである。
常にライブに行っているようなファンから見たらぜったい「にわか(笑)」で終わるタイプだ。いや、笑われるのならまだいい。ガチ勢はにわか判定したやつをひたすら敵視し続ける傾向にある。
深い話が出来ると思ったら違かった、確かにアーティストへの思いが強ければ強いほど「何だこいつ」感は拭いきれないであろう。
だからにわか(笑)は「○○すき!」と公言出来るタイプの人間に対して「私も結構好きだよ、そこまで詳しい訳ではないんだけど…」と答えるのがベストだ。
間違っても「結構」と「そんなに詳しい訳ではない」の2フレーズを忘れてはならない。刺されたくなければ海馬に焼き付けておくのがベターだ。さもなくばいつか刺されなくとも撃たれる。
始めに下に出れば、少し残念がられることはあっても身の安全は保障できるのだ。それだけガチ勢とはある意味怖い存在なのである。
とんでもなく前置きが長くなったが、私が最近知った言葉は「King Gnu」というバンドである。フレーズもメロディーも懲り具合がハンパなく、初めて聴いた時は全曲かっこよすぎてビビったものだ。
他のバンドとレベルが違いすぎる。そう思った。どこら辺がどうかっこいいとか説明できないのが音楽に詳しくない人間の悲しい性なのだが、めちゃめちゃおすすめなのでぜひ聴いてみてほしい。