ネクロコのブログ

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マジ面白いエッセイスト、さくら剛wwww

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「さくら剛」「カレー沢薫」「さくらももこ

私の好きな作家兼エッセイスト兼お笑いメーカーである。ただ本人&ファンには申し訳ないが、さくらももこ以外はぶっちゃけるまでもなく超マイナーである。「界隈の人間は知っているぜ」というのは間違いなく街頭インタビュー知名度0だ。
ただ皆本当に面白く、文章で吹き出す行為を体感できる。今回は彼彼女らが書く作品の味わい深さを、をユイリカテイストでレビューしようと思う。

まずはさくら剛だ。一発目からなんだが、私は彼の作品を一冊しか読みきったことが無い。この無名サイトにファンが気づく可能性は徳川埋蔵金レベルで低いが、見つかったら刺されると思う。万が万が万が一のことを考え、先に謝罪しておく。ごめんなさい。
私が読んだのは「中国なんか二度と行くかボケ!」である。タイトルが正しければだが。
なんせ読んだのが小学生の頃だったので、題名をちゃんと記憶してない。

あらすじをざっくり説明すると、引きこもりの作者が彼女にフられた事が原因で家を飛び出し、中国を旅して己を鍛える話だ。つまり引きこもりの皮を被ったバイタリティの塊である。その道中であった一連の物事を面白おかしく書いている。

表紙には中国人のオッサンの写真がどアップで載っている。この本を見つけたとき表紙写真とタイトルフォントのふざけように驚いたものだ。思わず手にとってパラパラ見るとふざけた文章のオンパレードである。

中国の仕切りの無い公共トイレ、つまり他人の排泄物が丸見えなトイレに行った際には(普通にびっくりした)

生まれて初めてだ。大便中の他人の生姿をこんな至近距離で見るのは(しかも見ず知らずの男)。女性の排泄シーンならアダルトDVDで何度も見たことあるけどさ……男は初めてだよ……見たくないよ……(涙)。

なんというマイナス効果しか生まない光景。 たしかに「海外での異文化体験」というものは貴重でありプライスレスなものかもしれないが、しかし屈強な男の生大便シーンを直に見るというこのエクスペリエンスが、少しでも今後のオレの人生に有益に働くのだろうか?

 これも自分探しの旅の一環なんだろうか? 自分が見つかるのだろうかこの壮絶な景色の中で。もしかして、踏ん張り中のおっさんの尻から落ちつつあるあの長いの、あれが探していた自分(号泣)??

どうだろうか。終始このテンションで旅が続いている。トイレ後は怪しい漢方の先生の所に行ったり、香港がどっかの100万ドルの夜景を独りで見るという虚しさを暴露していた。(記憶が正しければ)

しかも作者は音声入力で文章を書いているというのでマジの変態である。
ちなみに彼は本書以外にもインド旅行記、アフリカ旅行記も書いている。アフリカで100万円盗まれたらしいというのは今日本屋で立ち読みして知った。(買わなくてごめん)
盗まれたエピソードはかなり冒頭なので、大金を失ってもアフリカ旅行を続けた作者はやべえ奴以外の何者でもない。なんかもうメンタリティを見習いたいくらいだ。とんだ奇行種作家もいたものである。

1記事だと終わらなそうなので次回に続く。ちなみに次に紹介するカレー沢も変態である。