ネクロコのブログ

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マジ面白いエッセイスト、カレー沢薫www

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この毛玉みたいなイラストはカレー沢本人の自画像だ。カレー沢薫の文章は淡々としている。ただ淡々とした文体の中にこれでもか、これでもか!というほどネタが詰め込まれているのだ。そしてヤバさ、変態さ加減がにじみ出ている。下ネタだったりマンガネタだったり、とにかく例えツッコミや豊富な語彙力を使って話が進んでいく。
いや、彼女の話にこれといった話はない。よくあるエッセイ物の「エピソード」たるものがほとんどないのだ。何かお題をもとに、お題に関する感想をつらつらと語っている物が多い。そしてお題に対するネタが無くても感想で全て書ききってしまうのだ。

少し考えてみてほしい。「お風呂VSシャワー」というお題でエッセイを書ききれる人間がどれだけ入るだろうか。
というか、普通に意味がよく分からない。多分風呂とシャワーどっちがより好きとか、どっちに時間をかけるかなどを書かせたかったのだと思うが、風呂とシャワーがセットで入浴である。どっちが好きとか語れることがあるだろうか。彼女も「風呂VSシャワー」ではなく普通に入浴について語っている。

風呂には毎日入る。だが、本当に入るだけである。面倒くさがりな人間というのは、その内容より、「掃除した」とか「風呂に入った」とかの事実に重きを置く。むしろ、「風呂に入った」と言えるなら内容はどうでもいいのである。

ちなみに私の風呂の定義は、湯船につかって、顔を洗い髪をお湯洗いするだ。もちろん、それ以上をする日もあるが、とりあえずそれさえクリアしてれば「風呂に入った」ことになる。我ながらハードルが少し高すぎるので、「全裸になった」もしくは「全裸にはならず湯船に浸かった」でも、「風呂に入った」とジャッジしてもいいかもしれない。

彼女のヤバさ加減が少し分かっただろうか。彼女の凄いところはどんなめちゃめちゃなお題でも、「なるほどな」と思わせるかつ吹き出せる文章を書ききれるところにある。エッセイ本も何冊か出しているので、ぜひ読んでみてほしい。本当に唯一無二だと想う。ちなみに風呂VSシャワー記事のリンクはこちらだ。

https://news.mynavi.jp/article/cheerful-curry-42/

この超絶無名サイトにどれだけの人間が気付けるかは知らないが、当ブログはカレー沢の影響をかなり受けている。文体しかりネタのつめ方しかり、ぶっちゃけカレー沢ファンから見たら「パクリだ」と思われても仕方ないレベルだ。

フレーズや文体は本当にカレー沢に似ているかもしれない、というがかなり似ている。
ただこちらの意見を言わせてもらえば、
しかし内容をパクった記事は一件もないので、「こんなやつもいるんだな」と生暖かい目で見守ってもらえたら幸いである。当然だが全てオリジナルだ。彼女の本のように「燃える」ことはしたくないものだ。だからファンの皆様(当ブログがたどり着くか知らないが)にはお手柔らかに願いたい。