はてなブログ、聞け。
みんなはたまに「自分のこと、誰かに見はられているんじゃないか?」と思ったことはないだろうか。
別にストーカーがついてる!とか貞子がついてる!とかいった意味合いではなく、「この結果の後にこの結果って…」みたいな、運命的な意味合いでの感覚である。
つまりは毎日タコスを食べている、という記事を書いた翌日にお題スロットで「昨日食べたもの」がたまたま聞かれるといった状況だ。
食べたものの話をした直後に食べたものを聞かれるという状況。
しかも、少し前には「トイレが間取りとして好き」と書いた直後に「好きな間取り」を聞かれたのである。
好きな間取りを答えた後に好きな間取りを聞かれるという状況。
なんなんだろう。
はてなブログは私のネタが枯渇するタイミングを狙っているのだろうか。
みんなは話を膨らませて文を書いた直後に、ちょうど膨らませた部分について、ドンピシャなテーマを出されて書くといった経験があるだろうか。
私は現在進行形で、ある。
まぁ、いい。いいよ。
はてなブログにカチコミに行こう、とはならない。
なぜならお題スロット自体がネタに枯渇しているのは分かっているからだ。
お題スロットは貧弱ブロガー向けの機能だと思ってはいるが、お題スロットもまたお題がないのだ。
つまりはスロット側もボロボロというか、もうスロットの液晶の映りが砂嵐になり始めている。
表示されるオレンジとレモンの区別がいずれつかなくなるかもしれない。
「こだわりレシピ」と「昨日食べたもの」という近しいテーマが続きがちになるのも、まぁもう何年もこのシステムを続けているのなら仕方ないところもあるだろう。
そもそもお題スロットは書くことが思いつかない人向けにヒントを出す、いくつかのヒントの中で書けそうなお題を書いてもらうといったものだ。
頑なに全部答えるようなものでもない。
まぁ、寂れてる部分があるとはいえ「今週のお題」テーマを書く人は未だめちゃくちゃ多い。
デイリースロットはともかく、ウィークリースロットはいまだ人気コンテンツとして液晶もクリアな状態でいるのだ。
そして、たまに「お題スロットにはなるべく全部答えたい」というマジの貧弱ブロガーも存在する。
もう柑橘類の区別がつかなくなっても、テーマが被ってても、それでも自分で書きたいことが見つけられない!テーマを出してほしい!と依存する人間だ。
旧来のブログサービスだったら切られている。
そして貧弱ブロガーと貧弱スロットという、貧弱同士は実は相性があまりよくない。
液晶ガビガビのスロットを心待ちに楽しんでいる、依存気味のおじいちゃんみたいに支え合っている状態でもすでにボロボロなのだ。
どちらかが自立出来ていないと一気に共倒れする、ということもある。
まぁブロガーは自ら話題を生み出す、という気持ちが自立のための第一歩だろう。
しかし、私は自立する気はない。
「自らちゃんと書きたいテーマを決め、内容のある、皆に見てもらえるコンテンツを作る」といった意識は毎日持続できない。
なので、お題スロット、君が頑張ってほしい。
私がはてなブログをはじめて「いいな」と思ったところのひとつは、お題スロットでテーマをくれるという点だった。
間違いなくこのシステムはブロガーの窓口を広げている。
これがなきゃ私はブログを書いていなかった。
別のサイトだと切られる人間も救い出した、絶対にはてブのアピールポイントのひとつなのだ。
だから、せめてスロットを回した際に、近いテーマが続かないくらいには貧弱から脱却してほしい。
ネタ被りがずっと続くと、書きにくさからどんどん利用者が減ってスロットサービス終了になりかねないのだから。
ちなみにタイトルはよくいるもの申す系YouTuberから適当に取っただけで、運営にカチコミに行きたい訳でもない。
はてブとは適度にディスれる距離感で行きたい所存である。